楽しかった! これで冬も乗り切れます(*^。^*)
前回記事で紹介させていただいたサクラちゃん

大好きだったミケ子に色や模様が似ています。
どうです? 似てるでしょう・・!


ミケ子は亡くなる一か月前の写真なので痩せてますけどね

サクラちゃんの飼い主さんのまりんさんがサクラちゃんの画像をアップされたので
会いに行ってくださいね


さて、ふらり旅初日横浜山手の洋館ベーリックホールで
ミニコンサートを楽しんでから向ったのは
横浜そごう美術館で開催されていたトーベ・ヤンソン展
(11月30日で終了しました))

日本でもムーミンのアニメでおなじみですが
この作品展を見て
彼女がいかに多彩な才能の持ち主だったかということがわかりました。
アニメはともかく絵本の挿絵はとにかく小さい(@_@;)
(原寸大で描いたからですね)
でもその小さな画面に躊躇なく細い線で
独特の世界を描き出しているのに圧倒されました。
一番前に張り付いて見てしまいましたよ

そしてさらに才能を感じたのは
政治風刺を中心とする雑誌「ガルム」の表紙でした。

なんとトーベは15歳から表紙を描いていたとのこと

父親は彫刻家、母親は画家で、自然に絵を描くことを覚えていったのですね。
こんなにきらめくような才能がありながら
トーベが生涯をかけて追及したのは油絵だそうです。
たくさんの油絵も展示してありましたが
正直挿絵やアニメのほうが素晴らしいかも・・
こういう不思議な油彩はそれでも魅力的です。

この自画像はすごいですね。

女性でありながらこんな自画像を描いてしまうなんて !
ムーミンのアニメは子供と見ていて大好きだったけど
ここまですごい才能の持ち主だということは知らなかったな。
会場に入ったのが6時頃で、1時間くらいで見終わるかなと思ってましたが
結局8時の閉館間際までいてしまいました。
トーベ・ヤンソンの世界、たっぷり堪能いたしました。

さて翌日はもう一つ行きたかった「キリコ展」へ


こんな不思議なクラクラするような絵を教科書かなんかで
目にされた方も多いはず。
でもキリコはずっとこういう絵を描いていたわけじゃなかったんですね。
第一次世界大戦後は伝統的な技法と題材の絵を描いていました。
その頃の絵で私が気に入ったのはこの自画像です。

顔だけに色がついているんですよ。
晩年にはまた ”形而上絵画” の傑作をたくさん描いたキリコ。

形而上絵画ってなんだ? と、よくわからなまま見ていましたが
ジュニア向け鑑賞ガイドにわかりやすい説明がありました。

こういう絵を見ているとこの不思議な街を歩いてみたいな~と思います。
このわくわく感がキリコの絵の魅力でしょうか。

キリコ展を出て次に目指すのは前回記事でもお伝えした コミティア です。
ぎゅうぎゅうの「ゆりかもめ」に乗ってやってきました、「東京ビッグサイト」

中に入るのは初めての私。
あまりの広さに会場にたどり着けるか不安になりました。
空港かと思った・・・

やっと見つけたコミティア会場

入口で買った入場券代わりの分厚い雑誌(?)

会場内には無数のブースがあるので
この本に書いてある各ブースの絵やキャッチコピーを見て
どこを回るか決めるというシステムのようです。
し、しかし、大和かたるさんのブースを完全に見失った私


人に聞きまくってようやくたどり着きました!

大和さんの本はほとんど持っている私。
中でもこの2冊がお勧めです。

ブースはほとんどがアニメですが手作りのグッズや小説のブースもあり、
日本のアニメやそれを取り巻く文化はかなりレベルが高いと感じました。
そしてこの日はなんとあの「松本零士先生」と
外国のアニメーターさんとの対談があったのです


松本零士先生のお父様は軍人でパイロットでもあった方で
そのお父様の生き方から多大な影響をうけられたとのこと。
”自分で決めたことには責任を持つ”ということを強くおっしゃていました。
先生の描く飛行機などは細部まで細かく再現されています。
それはマニアの厳しい目に耐えられる正確な絵を心掛けているから。
そのためにできる限り本物を見て描いていらっしゃるとのことでした。
一流であるということの陰には大変な努力があるものなのですね。
おみやげにいただいた”どらやき”


大変おいしくいただきました (^_^)

ああ、何という充実した2日間

この思い出で(?)長く寒い冬も乗り切れます(ふぁいと!)
その晩はうちの2にゃんが足元にひっついて寝てました。

重たいけど、うれしいな


| 学問・文化・芸術 | 23:20 | comments:26 | trackbacks:0 | TOP↑