弱ってる子が来るんだね・・
風は強いけれどよく晴れて、締めくくりにふさわしい一日となりました。
この日も多くのブロ友さんや偶然来られたお客様が
丁寧に作品を見てくださって大変感激いたしました。
あたたかいお言葉をかけていただいて勇気づけられました。
これからの制作の励みとなることでしょう。
心よりお礼申し上げます。

我が家のように通ったこの美しい洋館とも明日でお別れ
なんと贅沢な夢のような6日間だったことか・・・

翌28日は朝から搬出です。
一枚一枚絵に感謝しながら箱にしまい
無事に送り出すとがらんとした空間が

ほっとしたような、寂しいような気分を味わっていたこの時
私はまだ知りませんでした。
外猫のはるらがすでに旅立っていたことを・・・

最近目に見えて弱っていたはるら
お隣さんととっても心配していたのです。
もえぎの会の数日前から
物置に作ったねぐらから出てこなくなり
食欲も落ちてきました。

11月20日、翌日から留守にするので
少しでも寒くないように体温で温まる敷物を入れたいと思い
無理にはるらを外に出しました。

ササミのゆでたのが大好きな外猫たち
お皿に山盛りにしたら食べてくれました。

はるら、びっくりするくらい
いっぱいいっぱい食べたよ。

それなのに・・・
はるくの兄弟かもしれないはるら
ふたつの冬を外で過ごし
今年の春から頻繁にくるようになったはるら
何かの病に侵されて
弱った姿であらわれたはるら
控えめに、穏やかに
”ここにいてもいいですか”とでも言うように
遠慮がちにやってきたはるら・・・
せめて君の最期が安らかであったことを願います。
28日、帰りのバスの中ではるらのことを知り
帰ってすぐにお隣さんにいるはるらに会いに行きました。

毛も柔らかで長い立派な手足をした若者です。
初めて体にさわってみたら
骨が手に触れるくらい痩せていました。
立派だったね。
君たちは静かに自分の運命を受け入れて
たった一人で去っていく
でもその最期の時を思うと胸が痛みます。
ほんとうに、ひとりで偉かったね。
元気なころ野や畑を踏みしめたはるらの肉球は
こんなに可愛い2色の豆つぶでした。

今はるらはお隣さんの庭に眠っています。

もうどんなに寒い冬が来ても大丈夫です。

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