韓国旅行2日目、春川からの帰り道
ソウルへ向かう道は大渋滞でした。

おかげで古い街並みを見損なった私たち。
バスから見る今のソウル近郊は東京あたりと何も変わらず
韓国の昔ながらの町並みってどんなだろう・・と
多少残念ではありましたが
バスが進まないことには致し方ありません。
やっとこさソウルへ着き、夕食の時間です。
今日は「韓国風海鮮鍋」

店に入ると平たい大きなお盆に山盛りになった野菜と魚介類。
それが鍋だというではありませんか!
(味が普通だったのとカメラのバッテリーがやばかったので映像なし)
でも不思議なことに入れたわけでもないのにたくさんの麺が出てきます。
手品か??
実はこの鍋、海が急に深くなるごとく中央が深くなっていたのです。
つば広の麦藁帽子をひっくり返したような形のなべの底に
始めから麺が入っていたというわけなのでした。

さて、夜です。
今晩も旅程表には載っていないウィーさんのオプショナルツアーが始まります。
ソウルの繁華街と言ったら、それはもう明洞と東大門市場。
田舎者に都会を見せてやろうというわけ??
またまたバスでまずは明洞へGO!
おー、これぞまさしく繁華街!

ここは渋谷だと言われても信じてしまいそう。

韓国の人はとにかくパワフルなので、土曜の夜は夜通し遊ぶそうです。
45分後に大きなユニクロ前集合で自由行動となりました。
車の通らない道の真ん中には観光客向けの露店も出ています。
こういう店でよく言われたのが”いい偽物あるよ”という呼び込み。
どういう意味じゃい

偽物だけどものはいいよということ??
あまり購買意欲を掻き立てられません(笑)
いい偽物のバッグとかは無視して普通のお店に入ることに。
こんなしゃれたディスプレイの店も。

いい感じのファストファッションの店に入ってみました。
値札を見ると5ケタで一瞬たじろぐけど
大丈夫、日本円で4ケタだから。
ここまできて服買うか~?と思いましたが
ソウルっ子の気分でセーター買いました。

お会計のあとでお姉さんが何か言ってます。
困った!わからないって感じでいたら、手を振ってもういいよって。
たぶんポイントカード持ってるか聞かれたんだと思います。
作ってもいいけど、服買うの、高くつくなぁ・・・
ユニクロ前に戻ったら何やら人だかり。
DJの路上ライブやってました。

そのあとまたバスに乗って東大門市場へ。
服の卸売り店なども多いこの地区にあるファッションビルでまた自由行動。
明け方まで営業している店も多いので一晩中若者でにぎわうそうです。
どちらのエリアもウィーさんの庭のようなもので週末はここで遊び歩いているとか。
ホントにタフなんだから!
さてソウルの夜を楽しんでバスを待っているとき
バスは路の反対側からやってきました。
当然通り過ぎて戻ってくるものと思いきやなんとその場でUターン

渋滞の車の列に平然と割り込んでくるではありませんか!!
”おいおい、ここでUターンかよ!”
割り込むのも容易ではありませんが、
運転手さん少しでもスペースができるとグイグイとバスを押し込み車を押しのけ
なんとか我々の前にバスを横付けしたのです。
その間一同口を開けて見守るのみ。
小心の日本人は運転手さんの押しの強さに感動しきりでありました。
その夜も心地よい疲れでぐっすり眠り翌朝

おいしい朝食のあと荷物をまとめて部屋を後にします。
そう、今日は帰国の日・・・
本来の予定であれば、漢江と臨津江の合流地点にある統一展望台に上って
川を挟んで北朝鮮の農村を眺めるという予定でしたが
なにせお盆休み前の休日、昨日のような渋滞に巻き込まれては
添乗員さんもろとも飛行機に乗り遅れるという事態にもなりかねません。
そこで急遽予定を変更。
きのう生き損ねた北村館屋村に行くことになりました。
韓国の古い街並みが見られることになってよかった

でもウィーさんの絶妙な解説を聞きながら展望台から北朝鮮という国を見て
国境という線で区切られた同じ民族の二つの国に思いをはせる機会は失われました。

さて我らが運転手さんの運転するバスに乗って朝の9時ころ降りたのは
ごく普通の住宅街の道。
角を曲がって町に足を踏み入れると古い伝統家屋が軒を連ねていました。

この町には普通に人が暮らしていて、
我々のような観光客の無遠慮な声や行動に嫌気がさし
町を出ていく人もいるとのこと。
休日の朝ということもあり、静か~に見学させていただくことに。
美しい街並みです。

時々開いている戸から中庭が見えたりして
人々の暮らしを垣間見ることができます。
そしてこの地区には冬ソナのロケにも使われた中央高校がありました。

そしてなんとその真ん前にはブロマイドなどを売っている店が!

”ユジンの家”とあり、
ここにユジンさんが住んだことがあるというようなことが書いてあります。
日本人の団体に、店のおばちゃんとっておきの傘を広げてくれました。

なんと内側が冬ソナ一色のファン垂涎の日傘であります。
しかし日本人、”ほー”とか言いつつもだれも買わず。
おばちゃんごめん。昔は飛ぶように売れたんだろうな。
坂道の多い古い街を散策した後今度はソウルタワーに移動です。
小高い丘の上にあり市内を一望できるタワーまで途中からは歩いていきました。
あいにく薄曇りではありましたがソウルの街を見渡して
楽しかった3日間を思い出しました。
近いけど何も知らなかった街が
今はもう”懐かしい街”になろうとしています。

あとは免税店で買い物をして
昼食の石焼ビビンバを食べて空港に向かうだけです・・・

空港へ向かうバスの中ウィーさんが、そう言えばという感じで
オリンピック日本に決まりましたねぇ。おめでとございますと言ってくれました。
それからソウルオリンピックの時のことなどをいろいろ話してくれ
ソウルにまたオリンピックが来るのは日本みたいに4.50年先ですね
とちょっぴり悔しさをにじませて言いました。
高校生の時から日本語を勉強し今ガイドをしているウィーさん。
私たちが標高のやや高い所から来たことがわかると
酸素ボンベは要らないのか、と皮肉な冗談を飛ばしたウィーさん。
根っからのソウルっ子で夜遊び大好きなウィーさんは
パワフルでカッコいい働く女でした。
ちょっぴりセンチになってウィーさんと握手をし

ソウルの街をあとにしました。
いい旅でした
まことに長いこと韓国旅行記にお付き合いくださいまして
ありがとうございました <(_ _)>
楽しんでいただけたなら幸いです。
さーて、今日も派手にいきますか!
また猫ブログに戻ります
